ネチカ 〜野良学的秩序によって証明された〜

世間をゴロニャンと斬りまくる、ネコの哲学。




ネチカ142

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「自由」はあり得るかどうか、という存在論的な議論は様々ですが、「自由」にはその選択をした責任が伴うし、自由に行動することは自由の消去もまた意味します。
「希望」というものが魅力的なのは、自由にできる様々な未来が選択可能な状態で同時に現れているからで、その中から最も欲しかった未来を選んだとしても、それ以外の多くのものは犠牲にしなければなりません。従って、物を持つよりも願いに、現実よりも夢に大きな魅惑を感じるのだとアンリ・ベルクソンは述べています。
「自由」はあらかじめ設定した事象を自ら獲得したという追認のシステムなのか、それともある状態を自ら始める能力なのか。いずれにせよ、いつも命令されることに慣れてしまっている身では、いきなり「自由」といわれると戸惑ってしまうことも多いですね。