ネチカ 〜野良学的秩序によって証明された〜

世間をゴロニャンと斬りまくる、ネコの哲学、だったけど最近は日記。




大きな尻

2019年6月11日(火)
平和島へアルバイト。
この日はさばく商品数が若干少なく、楽な一日でした。
同僚に聞くと、日曜と月曜は地獄だった様子。
ごめんね。

2019年6月12日(水)
平和島へアルバイト。
この日の午前中は暇で、午後は商品数増えてバリバリ作業。
一応、傘を持って出かけたが出番なし。

2019年6月13日(木)
平和島へアルバイト。
仕事中に妻からLINEがあり、帰りに待ち合わせして新しくテレビを買いに行こうということに。
我が家のテレビは3年ほど前から夏の暑い時期になると、画面の真ん中に黒くて太い縦線が入ってしまうようになっていて、
初めてその現象が起きたとき「あーっ買い替えかぁ…。が〜ん」となっていたのですが、何故か涼しくなるとケロッと直ってしまう。そんな事を繰り返して3年。つい先日「今年はさすがに限界だよねぇ」などと話していたのですが、
妻が思い立って調べたそうで、早速購入に向かう事に。
なかなか安くて良いものが買えました。
今のテレビも震災をまたいで使っているものなので、愛着はあるんですが、まあ、ご苦労様ということで。
しばらく土日は出かける予定があるので、テレビを届けてもらうのは7月に入ってからにしてもらう。
夕飯は八幡山の中華料理屋さん。所謂「町中華」のお店で、安くて美味しい。

2019年6月14日(金)
平和島へアルバイト。
アルバイト仲間とはその時々の流行の掛け声と言うのがあって、少し前は「ボイン」だったのが少し前から「ファイトォ」「一発」。ごく最近の進化系では「ファーイト(女子大生っぽく)」「オーッ」に。
三時の休憩の時にチームリーダーのオヤジは「ハイ! 集合デーッす!」とだみ声で大声を発しますが、周囲の人間が声を真似して「集合集合デーッす!(だみ声)」「集合集合デーッす!(だみ声)」「集合集合デーッす!(だみ声)」とやまびこのようになります。これも流行です。ちなみに前は私が掛ける「集のゴォーッ!」という掛け声でした。
帰りに軽くコンビニ呑み。

2019年6月15日(土)
この日から自宅で雑誌のレイアウト仕事。
妻は会社の取引先の慰安旅行に社長の代理で参加する事になり、一泊二日のお出かけ。一応休日出勤という形だそう。
まだ本格的に原稿が入ってきていないので、午前中は録画してあった映画「ノスタルジア」を観る。
アンドレイ・タルコフスキーはファンで、といっても好きな映画は「ストーカー」と「サクリファイス」ぐらいで、「ノスタルジア」は一度観て寝落ちしてから、ずっと見直す事がなかった映画。「ストーカー」は公開時やその後の名画座を合わせると10回以上は観ているし、「サクリファイス」もその半分ぐらいは観たかなと。「ノスタルジア」はこの二本の間に撮られたものですが、何故かあまり興味がわかなかった映画。今回ちゃんと見直してから消そうかなと。
そしたらやっぱり良い映画で、これは保存版に。
箱庭のような、入れ籠状になった空間を行ったり来たりしつつ、祈りや願い、幸福についての考察や逡巡が続くのはこの時季のタルコフスキーの特徴だと思います。「惑星ソラリス」も似たようなテーマだったかと思いますが、あちらはちょっと苦手、というか入り込める時に観ないと辛い映画。
ノスタルジア」はタルコフスキー独特の長回しの演出もコンパクトにまとまっています。長回しは最近は流行のようで、色々な映画で使われるようになりましたが、タルコフスキー長回しの特徴は登場人物の内面の変化や精神性の表出に重点が置かれている所。もっぱら画面への没入感を高めたり、時間経過を強調するために使われる手法ですが、タルコフスキーの場合は逆に時間感覚が崩壊するようなところがあります。
また、イタリアで撮影された事もあって、80年代的なポップさをどことなく感じる映画でした。
午後から入っている分のお仕事。

2019年6月16日(日)
引き続き自宅で雑誌のレイアウト仕事。
ムダに凝った作りにしてしまい、時間が掛かる。
妻は昼頃旅行から帰って来て、仮眠。
夕方に近所の37.2℃(ナナドニブ)へ。温野菜とかドライカレーをいただく。

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その後、近所のラーメン屋さんへ。
前は「アイバンラーメン」という人気店だった所。「アイバン」が閉店して「宣久」という店に。我々夫婦は「アイバン」の前にやっていた「いち」というお店が好きで、「アイバン」はイマイチ好きになれない味でしたが、今のお店はわりと好み。

2019年6月17日(月)
引き続き自宅で雑誌のレイアウト仕事。ラストスパート。
夜遅くなってなんとか完成。

2019年6月18日(火)
平和島へアルバイト。
さばく商品数はそれほど多くはないが、この日は夜に天井にファンを取り付ける工事が入るため、5時以降までは仕事を残せないそうで、微妙に忙しい1日でした。

2019年6月19日(水)
平和島へアルバイト。
出勤すると天井に巨大なファンがついていました。毎年夏は地獄のような暑さなので、これで多少は解消されるか、もしくは逆に熱風が襲ってくるか。
今のところはちょっと快適。
帰りに軽くコンビニ呑み。妻と映画を観るために待ち合わせをしているので、本当にサクッと呑み。
妻と待ち合わせしている映画館にはスレスレで到着。
観る映画は「バーニング」。イ・チャンドン監督の作品で村上春樹の「納屋を焼く」が原作。
この原作は読んでいませんが、映画には五反田くん的なキャラや井戸の底から上を見上げる等、村上春樹的なモチーフが多く登場。
俳優の演技も素晴らしく映像も美しいのですが、観ているとイヤーな感じが漂ってくる映画。
村上春樹の小説は文章が良すぎて、ともすると主人公にナルシスティックに共感してしまいやすいのですが、
この映画の主人公には共感し辛い。逆にその分、描かれているテーマはちゃんと伝わるかなと。
デヴィッド・リンチコーエン兄弟山下敦弘などを彷佛とさせる感じ。そういえば主演のユ・アインは若かりし頃の山中崇にちょっとだけ似ていると思いました。
夕飯は近所の焼きトン屋さんで串焼き色々。
後から色々と解釈が出来るストーリーだったので、映画談義に花が咲きました。

2019年6月20日(木)
平和島へアルバイト。
股関節をグキッとやってしまって、ちょっと痛い。
この日も仕事帰りに妻と待ち合わせして映画。
前日と同じイ・チャンドン監督の「ペパーミント・キャンディー」。
冒頭で主人公が鉄道自殺してしまう場面から始まり、エピソードごとに過去に遡って行くストーリー。
同時期にクリストファー・ノーランの「メメント」という似た構成の映画がありましたが、
ペパーミント・キャンディー」のほうが数ヶ月早く公開されています。
やはりイヤーな感じが漂ってくるのはこの監督の特徴のようです。
ただし、心に残る美しい場面は、この映画にはいくつかありました。
やはり観た後に色々な解釈が出来る映画。
そしてどうしようもなく切なくなります。
この監督はちょっとファンになったかなと。

2019年6月21日(金)
平和島へアルバイト。
朝出かけると、駅に向かう途中で妻から電話があり、京王線桜上水から新宿までの区間で、事故の影響で止まっているとの事。とりあえず桜上水まで行って様子を見る事に。
桜上水のホームは混雑していて、しばらく電車も動きそうになかったので、駅を出て明大前まで二駅歩いて井の頭線で渋谷に向かう事にする。
線路脇を下高井戸に向かって歩いていると、途中の踏切で警察官と人だかり。あららと思ったが、事故というか自殺の現場。
すでに片付けられていて直接は見ませんでしたが、近くの駐車場にブルーシートが被せてある遺体らしきものがあり、警察官がタプンとした黒いゴミ袋を手に下げている。嗚呼、バランバランになっちゃったのね、と。
すぐ近くが下高井戸駅で、昨日下高井戸シネマで主人公が鉄道自殺してしまう映画を観たばかりだったので、いやでも関連性を疑っちゃいますが、まあ、偶然でしょう。
歩いているうちに既に電車が動き出したようなので、下高井戸駅でまた電車に乗る。普段より15分ほどの遅れでバイト先に到着。遅刻はせず。
この日はとても蒸し暑い。
新しく取り付けられたファン、というか巨大扇風機のマークはパッと見にはバッファローの様なカッコいいキャラクターがあしらわれているようでも、よく見ると尻をこちらに向けて振り向く牛。さらによく確認すると牛ではなくロバ。で、メーカーの名前は「BIG ASS(デカ尻)」。調べるとアメリカのメーカーのようです。

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かわいい。

帰りがけに軽くコンビニ呑み。

2019年6月22日(土)
この日は阿佐ヶ谷の病院へ夫婦で定期検診に。
採血後にバーガーキングへ。

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特に問題なし。

2019年6月23日(日)
この日もお休みにして、昼から夫婦でカラオケに。カラオケはもう10年ぶりぐらい。
久々だとあまり歌えないものです。でもストレス発散になる。

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