ネチカ 〜野良学的秩序によって証明された〜

世間をゴロニャンと斬りまくる、ネコの哲学、だったけど最近は日記。




ネチカ121

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コレは本当にそうなんですが、でも思い立って何かをしてみたとしても成功するとも限らないので、なかなか一歩を踏み出せないのも事実だったりします。
ただ物事はそう簡単に成功か失敗かに振り分けられないものなので、結果についてはあまり気にしないほうが良いというのと、経験した事自体は成功or失敗に振り分けられるものでもないし、RPGじゃないけど経験値は確実に上がったりします。
仕事とか経済に関わる事は、ある期間を区切って判断を下されるので、成功か失敗かが問題になりますが、それだって短期的に見ればということじゃないかなと思うんですよね。
「ワークインプログレス」なんて、ウマい事を考えた人もいたりしますし。

ネチカ120

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意識を高く持ちすぎて細かい事を気にしすぎる関係も疲れますよね。
相手の言った事も自分の言った事も、多少間違ってても適当にスルーし合う関係が楽かなと。
互いボケ倒し合う関係といえば良いでしょうか。だらしない関係とはちょっと違うんですけど。
ちなみに、猫と飼い主の関係は飼い主がだらしなくデレデレゴロゴロしても、猫はある一定の時間が経つとプイッと何処かへ行ってしまうので適切な温度が保たれたりします。

ネチカ119

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まっ、「ソレって好きなんじゃん」という話です。
我が家で飼っていた猫は、カチューシャが嫌いで大っ嫌いでした。
気が向くとひとしきりバシバシバシバシバシと叩いて、フンッ!!と思いっきり鼻を鳴らしていました。
この「気になって嫌い」という按配はなかなか難しいもので、本人は一応嫌っているのだけど、本気で嫌いなモノ(我が家の猫であれば水や掃除機)とは違う位置を占めるものであるということです。

ネチカ118

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なんで「ワシワシする」と言うようになったのかは知りませんが、「猫の頭を〜」という使い方が私には一番しっくりするように感じます。
上記のように、まるで自らワシワシしてくれたまえと言っているかのような風貌の猫がいたりします。野良の確率が高く、毛足も長くなく、やせ形である場合が多いです。
モデルの猫とは違いますが、或る映画館近くにいるチーちゃんは頭をワシワシさせてくれますが、デレッとは決してしてくれません。
いつも悠々と座ったり寝そべったりしながら、ワシワシだけさせてくれます。

ネチカ117

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人格者になって嫌いな人をを作らないようにしたいと思っても、なかなか難しいものがあるので、やはり嫌いな人は出来てしまいます。
その嫌いな人がピンチになったり落ち込んでいたりするのを見て、私は心の中でシメシメとホクソ笑んだり喜んだりするかなと思っていたのですが、実際はなんだか嫌な気分になったり、やり場のない気持ちになったりしました。
その時に私は、自分自身「多少は子供から成長したのかな」と思ったものです。
ある時、猫もそのような「矜持」のようなものを持ち合わせているんだなと感じて、感心したことがあります。
いつ、どのような場面だったかは忘れましたが。

ネチカ116

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「闇は光りの母」と詠ったのは谷川俊太郎です。デイヴィッド・ホックニーは「光学機器における光と闇のコントラストを画面に定着させたことが、ヨーロッパの絵画に多大な影響を及ぼした」と述べています。またホックニーは「影は重要ではあるけれども無視することも出来る」とも述べています。
さて、猫の模様も不思議なものです。カモフラージュとして明暗を身にまとい背景に溶け込むようでもあり、個性の違いとして背景から自らを際立たせるものでもあります。

ネチカ115

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ワーイ、ワーイ、ワーイ、ワーイとなってガブーッ! ゴローン、ゴローン、ゴローン、ゴローンとなってハムーッ! 嬉しくって嬉しくってシャアーッ! 気持ち良くって気持ちよくってウゥゥゥー! 等々と、甘噛みされたり威嚇されたり鳴かれたり、猫は感極まると謎の行動を致します。この行動を「なんて身勝手な奴だ」と思うか「毎日、面白くて楽しい奴」と思うか。
いずれにせよ飽きたらプイッとそっぽを向いて伸びをして欠伸をします。
我々と似た所もあるのに全く違う、油断のならないニクい奴であります。

ネチカ114

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一概には言えないですよ。でも、そうだよなぁと思うことは多々あります。犬を飼った場合もそうなりがちです。一般的にそんな感じです。ちゃんとした統計を調べたわけではないので、ただの与太話です。でも、色々と見てきた感じだとそうなりがちじゃないかな、と。
逆にパートナーが居る上で猫や犬等のペットを飼った場合は、長続きしている方々を多く見るような気がします。
あくまで気がするだけです。

ネチカ113

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正直でありたいけど隠してしまったり、本当のコトが言えなくて嘘をついてしまったり、約束していたけど果たさなかったりしたことはしょっちゅうあります。些細なレベルを含めれば毎日です。そんなわけで私は裏切り者で嘘つきで不誠実な人非人です。
それではいけないと思ったので今後はどんな約束も守り、本当のコトしか言わない、真っ正直な人として生きようと決心してみたのですが、それだとたぶん人に嫌われてしまったり、トラブルに巻き込まれたり、まともな生活が送れなくなってしまったり、今流行のアスペルガー症候群ではないかというコトになってしまいそうなので、世の中難しいです。

ネチカ112

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躱し方の美しさとしなやかさは、猫にかなうものはいないのであります。
さて物事を整えて筋目を通すという作業はコンピューターが担ってくれる場合が多くなりました。
なので、今は如何にして用意されたフォーマットを逸脱するか、ということが表現に問われているような気がします。
もちろん「理」を知らずに躱してばっかりではいけないんですけど。
でも正統を逸脱して派生する文化、例えばジャズやロックやヒップホップ等は、時間が経てば必ず理詰めになっていってしまうから、どんどん躱して逸脱していっても良いのかもしれません。