ネチカ 〜野良学的秩序によって証明された〜

世間をゴロニャンと斬りまくる、ネコの哲学、だったけど最近は日記。




あけすけ

アルバイト先の倉庫でたまに仕事の絵を見せたりすると、意地悪で
「へたくそだなぁ」
と、言われるので
「るせーっ!お前にわかるのかっ!オレ様のこの高尚な絵の世界ガッ!!」
とかなんとか、
仲間と笑いながらあけすけに言い合ったりするんですが、
本当に幸せな環境なんだなと。

雑でいい加減でも、目の前でササッと似顔絵を描いて見せたりして
「ホレ見ろ、似てるだろ!すげーだろ!」
とかやれるわけですが、それが出来ない内気さや、
色んな意味でのナイーブさがあったりすると誤解されたり辛かったりするかなと。
職場でちょっと浮いてるある若者は、ネオアコレディオヘッドが好きで
「(ザ・スミスの)モリッシーのせいでこんな人間になっちゃった」と、ポツリと言ってました。
彼は周囲からはかなり変わった自閉気味の人と思われてます。
彼はごく限られた人としか話しませんが、周囲の人を馬鹿にしているわけではありません。
私は音楽の趣味が合うのでたまに会話します。

雑な関係性だと「繊細な世界を育む」のは確かに難しいよなぁと思ったりします。
ただ我々はその場面ごとに会話の解像度を変えながらコミュニケーションをとっているので、
元々雑なわけではないですし、
生きる知恵としてわりと細かく気をつかって判断していたりしています。

「やんのかゴルァ!!」といった怒号が飛び交ったりしつつ、
きめ細やかに人となりを判断していたりする職場というのは、
働く前にはもっとステレオタイプに思っていた私にとっては新鮮な感じでした。

あえて「オメー等にはわかんねーだろけどヨォ!」
てなことを言う場合、
本気と冗談半々で均して平均化させる為だったりしますが、
ネットでコレやると伝わらなくて惨憺たる結果になるかと。
むう。

ともあれそろそろ自宅でのイラスト仕事も終えて、
アルバイトの日々が始まります。