ネチカ 〜野良学的秩序によって証明された〜

世間をゴロニャンと斬りまくる、ネコの哲学、だったけど最近は日記。




軽薄

2019年6月24日(月)
平和島へアルバイト。
この日、病欠したベテランの同僚を巡って、彼の金銭関係のトラブルが話題になり、ちょっと火がつき始める。

2019年6月25日(火)
平和島へアルバイト。
この日、出勤して来た例のベテラン同僚の金銭関係トラブルはボーボー燃える。
金銭トラブルとは言っても、かなりの数の人間に小額のお金を借りては返すということを繰り返していて、
その人数と額が尋常じゃないと言う話。ただ大半は返していて、今まで借りた分の総額が大きいということ。
彼は住む家がなくネットカフェに宿泊したり野宿を繰り返す生活で、
稼いだ金はギャンブルにつぎ込んでしまう。
人としてはどうかと思うが、とはいえ本人がそれで満足ならそれで良いし、お金の貸し借りも当人同士の問題で、第三者が口を挟むものでもない。勤務態度は優秀とは言いがたいが、そこそこの仕事はしてくれる。
職場としては一応金の貸し借りは禁止なので、とりあえず本人に気をつけるように注意し、今回は執行猶予付きで、今度何かあったら出禁という事に。
私は傍観者でしたが、ソレは仕方ないかなとも思いつつ、少し窮屈とも思いつつ。
この日は、別件での軽いトラブルもあり。
う〜ん、満月かしらん、と調べたら(半月のようです)違った。
帰りがけのコンビニ呑みに以前の同僚がたまたま合流。
彼は現在蒲田が地元で、出身は横浜なので、周辺の飲屋街情報を色々聞く。
夫婦でちょくちょくその辺りに飲みに行く事があるので、ちょっと参考になる。
ちなみに彼は面白い自転車にのっているのでパシャっと撮ってみたが、うまく撮れず。

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2019年6月26日(水)
平和島へアルバイト。
久々に晴天。暑い。
特に何もなし。妙に肩が凝ってしょうがない。ロイヒが欲しい。

2019年6月27日(木)
平和島へアルバイト。
どんよりとした天気。
帰りがけに大将とコンビニ呑み。

2019年6月28日(金)
平和島へアルバイト。
台風一過。京急は多少遅れが出ている模様。他の路線は影響なし。
かなり蒸し暑い一日。
チームリーダーの大将が冷風機に頭を向けて冷やしていると、
同僚の「そんなことやっても髪は生えてきませんよ」との声が飛ぶ。
私がソレを見て大笑いすると「なんで笑うんだ!」と大将のパンチが飛んでくるが、スッとかわす。
じいさんのへなちょこパンチなぞ当たるわけがない。フフフ。
帰りに軽くコンビニ呑み。
駅から自宅まで歩いていると雨が降ってくる。
妻がロイヒを買っておいてくれました。

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2019年6月29日(土)
この日はお休み。
10時頃まで爆睡。
午後から急遽映画を観に夫婦で下高井戸シネマへ。
ハンガリーのエニェディ・イルディコー監督の1989年のデビュー作「私の20世紀」。
夫婦共々、いまいちという感想。
マッチから電気の時代へ、エジソンオリエント急行、双子の姉妹と一人の男、詐欺と革命等々と面白いドラマになりそうな道具立てはそろっているのに、全て並列に並んでいてばらけた印象でした。モノクロの画面で、印象的な美しいシーンはてんこ盛りなのですが、全体の印象は「退屈」という感じ。
ちなみに主演女優は知らない人でしたが、助演のオレーグ・ヤンコフスキーは「ノスタルジア」で主演を努めた俳優でした。
この映画を観る前は次の日曜日も続けて同じ監督の「心と体と」という映画も観ようという計画でしたが、キャンセルしました。

2019年6月30日(日)
平和島へアルバイト。
この日は忙しく、1時間半の残業。

2019年7月1日(月)
平和島へアルバイト。
この日も忙しくて、やはり1時間半の残業。
土曜日に観た映画「私の20世紀」を思い出して、反芻すると意外と悪くない印象が残っています。
映画が作られた頃の時代背景を考えると、現代美術用語の「キャンプ」的なものはまだ通用する頃で、サウンドトラックにテルミン等を多用しているあたりはモンド的な感覚も入っているかもしれません。
漫画でいうとひさうちみちおさんや川崎ゆきおさんあたりに退屈さが似ているかも。
「ひねくれたカルト映画」という理解が正しかったか。
ちなみに妻は全く印象に残らない映画だったそうです。


2019年7月2日(火)
平和島へアルバイト。
仕事量は少し落ち着きましたが、疲れがたまっていてヘロヘロ。
夜、妻に手伝ってもらって背中をロイヒだらけにして就寝。

2019年7月3日(水)
平和島へアルバイト。
ロイヒを付けっぱなしで仕事へ。肩や背中は少し楽になる。
帰りがけに軽くコンビニ呑み。

2019年7月4日(木)
平和島へアルバイト。
午後からかなり涼しくなる。この日は1時間ほど残業。

2019年7月5日(金)
この日はお休み。
妻が仕事に出かけた後、寝直したりしてダラダラと過ごしてしまう。
午後に仕事の連絡メール。仙台の取材日がようやく決まる。取材候補の3店舗のうち1店舗は、悪い店ではないが取材目的にどうしても合わないのでNGをお伝えする。
この日はマクドナルドの期間限定のハワイアン・バーガー三種類。「チーズロコモコ」「ガーリックシュリンプ」「ハワイアンバーベキューポーク」。これを夫婦で味見しつついただく。どれもかなり美味い。夫婦で半分こなのだけど最後の〆で夫婦で一個ずつグラン クラブハウス。
まだ食べられるかなと思ったら、もう満腹。ジャンクフード尽くしの夜となりました。

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撮る前に齧っちゃった

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こっちはちゃんと撮れた

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でもまた撮る前に齧った

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2019年7月6日(土)
平和島へアルバイト。
帰りがけに軽くコンビニ呑み。面白い自転車にのっている元同僚も来ている。
面白い自転車を正面からパシャリ。

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家に帰ると新しいテレビが設置されている。
前の日がジャンクだったので、この日は妻が手のこんだ料理を作ってくれる。
厚揚げがしみしみで美味しい。

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2019年7月7日(日)
平和島へアルバイト。
この日は忙しく、1時間ほど残業。
新しいテレビの画面が慣れない。4kで画像はきめ細かく綺麗なのだが、どうにも薄っぺらくて軽く、深さや重さがなく感じられる。昔映画館でさんざん観たブルーレイに録画してある映画を試しに観てみても同じような薄っぺらい印象。
まあこういうのってしばらく見続けると気にならなくなるので、どのくらいで気にならなくなるか覚えておこうと思う。

2019年7月8日(月)
この日からしばらくアルバイトはお休み。
取材のための準備と下調べ。
テレビを付けて、昔の映画をチェック。やはり画面が薄っぺらい。でも所々、見慣れた重さというか深さを感じる部分が出てきていて、それが画面の中でディティールごとにマダラになっている。なんだか不思議な感じ。まあ、ちょっと観ただけじゃまだまだ慣れないか。

大きな尻

2019年6月11日(火)
平和島へアルバイト。
この日はさばく商品数が若干少なく、楽な一日でした。
同僚に聞くと、日曜と月曜は地獄だった様子。
ごめんね。

2019年6月12日(水)
平和島へアルバイト。
この日の午前中は暇で、午後は商品数増えてバリバリ作業。
一応、傘を持って出かけたが出番なし。

2019年6月13日(木)
平和島へアルバイト。
仕事中に妻からLINEがあり、帰りに待ち合わせして新しくテレビを買いに行こうということに。
我が家のテレビは3年ほど前から夏の暑い時期になると、画面の真ん中に黒くて太い縦線が入ってしまうようになっていて、
初めてその現象が起きたとき「あーっ買い替えかぁ…。が〜ん」となっていたのですが、何故か涼しくなるとケロッと直ってしまう。そんな事を繰り返して3年。つい先日「今年はさすがに限界だよねぇ」などと話していたのですが、
妻が思い立って調べたそうで、早速購入に向かう事に。
なかなか安くて良いものが買えました。
今のテレビも震災をまたいで使っているものなので、愛着はあるんですが、まあ、ご苦労様ということで。
しばらく土日は出かける予定があるので、テレビを届けてもらうのは7月に入ってからにしてもらう。
夕飯は八幡山の中華料理屋さん。所謂「町中華」のお店で、安くて美味しい。

2019年6月14日(金)
平和島へアルバイト。
アルバイト仲間とはその時々の流行の掛け声と言うのがあって、少し前は「ボイン」だったのが少し前から「ファイトォ」「一発」。ごく最近の進化系では「ファーイト(女子大生っぽく)」「オーッ」に。
三時の休憩の時にチームリーダーのオヤジは「ハイ! 集合デーッす!」とだみ声で大声を発しますが、周囲の人間が声を真似して「集合集合デーッす!(だみ声)」「集合集合デーッす!(だみ声)」「集合集合デーッす!(だみ声)」とやまびこのようになります。これも流行です。ちなみに前は私が掛ける「集のゴォーッ!」という掛け声でした。
帰りに軽くコンビニ呑み。

2019年6月15日(土)
この日から自宅で雑誌のレイアウト仕事。
妻は会社の取引先の慰安旅行に社長の代理で参加する事になり、一泊二日のお出かけ。一応休日出勤という形だそう。
まだ本格的に原稿が入ってきていないので、午前中は録画してあった映画「ノスタルジア」を観る。
アンドレイ・タルコフスキーはファンで、といっても好きな映画は「ストーカー」と「サクリファイス」ぐらいで、「ノスタルジア」は一度観て寝落ちしてから、ずっと見直す事がなかった映画。「ストーカー」は公開時やその後の名画座を合わせると10回以上は観ているし、「サクリファイス」もその半分ぐらいは観たかなと。「ノスタルジア」はこの二本の間に撮られたものですが、何故かあまり興味がわかなかった映画。今回ちゃんと見直してから消そうかなと。
そしたらやっぱり良い映画で、これは保存版に。
箱庭のような、入れ籠状になった空間を行ったり来たりしつつ、祈りや願い、幸福についての考察や逡巡が続くのはこの時季のタルコフスキーの特徴だと思います。「惑星ソラリス」も似たようなテーマだったかと思いますが、あちらはちょっと苦手、というか入り込める時に観ないと辛い映画。
ノスタルジア」はタルコフスキー独特の長回しの演出もコンパクトにまとまっています。長回しは最近は流行のようで、色々な映画で使われるようになりましたが、タルコフスキー長回しの特徴は登場人物の内面の変化や精神性の表出に重点が置かれている所。もっぱら画面への没入感を高めたり、時間経過を強調するために使われる手法ですが、タルコフスキーの場合は逆に時間感覚が崩壊するようなところがあります。
また、イタリアで撮影された事もあって、80年代的なポップさをどことなく感じる映画でした。
午後から入っている分のお仕事。

2019年6月16日(日)
引き続き自宅で雑誌のレイアウト仕事。
ムダに凝った作りにしてしまい、時間が掛かる。
妻は昼頃旅行から帰って来て、仮眠。
夕方に近所の37.2℃(ナナドニブ)へ。温野菜とかドライカレーをいただく。

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その後、近所のラーメン屋さんへ。
前は「アイバンラーメン」という人気店だった所。「アイバン」が閉店して「宣久」という店に。我々夫婦は「アイバン」の前にやっていた「いち」というお店が好きで、「アイバン」はイマイチ好きになれない味でしたが、今のお店はわりと好み。

2019年6月17日(月)
引き続き自宅で雑誌のレイアウト仕事。ラストスパート。
夜遅くなってなんとか完成。

2019年6月18日(火)
平和島へアルバイト。
さばく商品数はそれほど多くはないが、この日は夜に天井にファンを取り付ける工事が入るため、5時以降までは仕事を残せないそうで、微妙に忙しい1日でした。

2019年6月19日(水)
平和島へアルバイト。
出勤すると天井に巨大なファンがついていました。毎年夏は地獄のような暑さなので、これで多少は解消されるか、もしくは逆に熱風が襲ってくるか。
今のところはちょっと快適。
帰りに軽くコンビニ呑み。妻と映画を観るために待ち合わせをしているので、本当にサクッと呑み。
妻と待ち合わせしている映画館にはスレスレで到着。
観る映画は「バーニング」。イ・チャンドン監督の作品で村上春樹の「納屋を焼く」が原作。
この原作は読んでいませんが、映画には五反田くん的なキャラや井戸の底から上を見上げる等、村上春樹的なモチーフが多く登場。
俳優の演技も素晴らしく映像も美しいのですが、観ているとイヤーな感じが漂ってくる映画。
村上春樹の小説は文章が良すぎて、ともすると主人公にナルシスティックに共感してしまいやすいのですが、
この映画の主人公には共感し辛い。逆にその分、描かれているテーマはちゃんと伝わるかなと。
デヴィッド・リンチコーエン兄弟山下敦弘などを彷佛とさせる感じ。そういえば主演のユ・アインは若かりし頃の山中崇にちょっとだけ似ていると思いました。
夕飯は近所の焼きトン屋さんで串焼き色々。
後から色々と解釈が出来るストーリーだったので、映画談義に花が咲きました。

2019年6月20日(木)
平和島へアルバイト。
股関節をグキッとやってしまって、ちょっと痛い。
この日も仕事帰りに妻と待ち合わせして映画。
前日と同じイ・チャンドン監督の「ペパーミント・キャンディー」。
冒頭で主人公が鉄道自殺してしまう場面から始まり、エピソードごとに過去に遡って行くストーリー。
同時期にクリストファー・ノーランの「メメント」という似た構成の映画がありましたが、
ペパーミント・キャンディー」のほうが数ヶ月早く公開されています。
やはりイヤーな感じが漂ってくるのはこの監督の特徴のようです。
ただし、心に残る美しい場面は、この映画にはいくつかありました。
やはり観た後に色々な解釈が出来る映画。
そしてどうしようもなく切なくなります。
この監督はちょっとファンになったかなと。

2019年6月21日(金)
平和島へアルバイト。
朝出かけると、駅に向かう途中で妻から電話があり、京王線桜上水から新宿までの区間で、事故の影響で止まっているとの事。とりあえず桜上水まで行って様子を見る事に。
桜上水のホームは混雑していて、しばらく電車も動きそうになかったので、駅を出て明大前まで二駅歩いて井の頭線で渋谷に向かう事にする。
線路脇を下高井戸に向かって歩いていると、途中の踏切で警察官と人だかり。あららと思ったが、事故というか自殺の現場。
すでに片付けられていて直接は見ませんでしたが、近くの駐車場にブルーシートが被せてある遺体らしきものがあり、警察官がタプンとした黒いゴミ袋を手に下げている。嗚呼、バランバランになっちゃったのね、と。
すぐ近くが下高井戸駅で、昨日下高井戸シネマで主人公が鉄道自殺してしまう映画を観たばかりだったので、いやでも関連性を疑っちゃいますが、まあ、偶然でしょう。
歩いているうちに既に電車が動き出したようなので、下高井戸駅でまた電車に乗る。普段より15分ほどの遅れでバイト先に到着。遅刻はせず。
この日はとても蒸し暑い。
新しく取り付けられたファン、というか巨大扇風機のマークはパッと見にはバッファローの様なカッコいいキャラクターがあしらわれているようでも、よく見ると尻をこちらに向けて振り向く牛。さらによく確認すると牛ではなくロバ。で、メーカーの名前は「BIG ASS(デカ尻)」。調べるとアメリカのメーカーのようです。

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かわいい。

帰りがけに軽くコンビニ呑み。

2019年6月22日(土)
この日は阿佐ヶ谷の病院へ夫婦で定期検診に。
採血後にバーガーキングへ。

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特に問題なし。

2019年6月23日(日)
この日もお休みにして、昼から夫婦でカラオケに。カラオケはもう10年ぶりぐらい。
久々だとあまり歌えないものです。でもストレス発散になる。

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コーネリアス繋がり

2019年6月9日(日)
自宅でレイアウト仕事、のつもりが仕事が入って来ず。
たぶんこのまま入って来ないんじゃないかと推測。
毎回の仕事量を契約して決めているわけじゃないですが、
だいたい同じページ数の発注があるので、その予定でスケジュールを空けておきます。
が、たまに予告なく仕事がほとんど入ってこない事があります。
どうしたもんかなと思いつつ、聞くタイミングが難しいのよねん、と。
我々のような仕事では日常茶飯事ですが、他業種の常識はまあ違うだろうなと。
数日前妻に「キミだけ韓国旅行はズルい。なのでここ数年買うのを我慢しているCD等をまとめて2万円分ぐらい買わせなさい」
と、ダメ元で聞いたらまさかのOKが出たので、ちょっと購入したいものを色々と吟味。
ジル・ドゥルーズのアベセデール」や最近ハマり中のスティーヴ・ライヒのアルバム。レディオ・ヘッドの2015年のアルバムやコーネリアスの新譜。ずっと買えないでいたレアなCD等あれこれ選んでいたらあっという間に2万越え。
う〜ん、商品を絞り込みつつ本当は小売店で買いたいけれど、やっぱりAmazonで一括注文だよなぁと。
そんな事を考えていたら、そういえば我が家のテレビはヘタリ気味で、夏の暑い時季になると画面中央に黒くて太い線が縦に入ってしまうので、毎年の夏場は「いよいよ買い替えか…」となっては涼しくなると持ち直す、の繰り返しなので、CDとかは我慢してテレビかな、と。
夜に録画していた「ファイト・クラブ」を観る。ガチガチのマチズモ映画っぽいので敬遠していたのですが、國分功一郎さんが「暇と退屈の論理学」などで引用していたりしたので、機会があれば観ようと思っていた映画。デヴィッド・フィンチャー作品としては一番面白いし、「ゴーン・ガール」にも出てきた超絶一人芝居や、VFX、サブリミナルと、映画としての語り所も非常に多いのですが、私はあまり共感出来ない感じでした。ファイト・クラブ的な存在を求める心性ってわからなくもないし、私にとっては倉庫でのアルバイトがそれに近しいものはありますが、正直生活かかっているので。「恵まれた人の戯れ事」というのはソレで良いのだけど、全ての人(男性)に普遍的なテーマとして語られると違和感を感じてしまうのでした。あとフィンチャー独特のメタリックな質感の画面って、苦手だなぁと改めて思ったのでした。

2019年6月10日(月)
妻が深夜3時頃に帰宅の様子。寝ていたのでうろ覚え。
朝、妻は珍しく寝坊して出勤。
私もそのまま起きてメールを確認してみたが、やはり追加の仕事は入って来ませんでした。まるまる一日分損した勘定。
良い機会なので今後やりたい事や、やるべき事の整理など。
そう思って、まずは書きかけの日記をUPして、いただいたブコメを読んだら、そういえばなんか気になる映画はあるかなと。
調べたら、下高井戸シネマでちょうどアルフォンソ・キュアロン監督の「ROMA」が掛かっている。
間に合う時間だったので「これは呼ばれてる」と思い立って映画館へ。
久々に美しく素晴らしい映画に出会えました。一見すると物語やストーリーらしいものが見当たらないように感じられますが、画面の細かい部分や出来事に注目すると、豊かなドラマが立ち上がってきます。また非常にスリリングでもあります。
情報量がとても多い画面(音も含め)なので、一回だけでは全ての意味を酌み尽くせない映画。
残念だけどお金も暇もないので映画館で観れるのは今回の1回きりかなぁと(とはいえNetflixに加入すればすぐ観れますが)。
初見で映画評論的に言うと
「階級や差別などもあるし、不幸とも幸福とも言えない、けれども愛すべきささやかな生活は、ほんの数軒先の交差点を過ぎればいとも簡単に壊れてしまうかもしれない。だからこそ監督自身の幼少期の体験でもあるメキシコのとある街の日常風景が、はかなく美しく立ち上がってきます」てな感じかしらん。
おー宇多丸さんとか町田さん的。
と言っても帰宅してから調べたら(同じ事言ってちゃ恥ずかしいので)彼らは監督のインタビューに基づいてもっと社会派的な視点から映画を語っていました。
で、私としてはそこまで「ザ・社会派」な映画には感じなかったぞ、といった所。
そして観終わってすぐはぜんぜんだったのに、帰りの電車や道すがら映画の内容を思い出すと妙に泣けてくるという困った映画でもありました。
ちなみに舞台は1970年代メキシコの「ローマ」という街の話ですが、以前コーネリアスのライブツアーのドキュメンタリーを観ていたら、メキシコでもライブをやっていて、現在のメキシコは「とにかくカルチャーが盛り上がってる」感じだそうです。で、コーネリアスと言うと前日の「ファイト・クラブ」とも繋がったりしちゃったりします。
それからこの日はちゃんと雨がふったりしてました。

怒号飛び交ったり雨がふったり

2019年6月5日(水)
平和島へアルバイト。
さばく商品の量はそれほどでもないが、意外に時間が掛かる日。商品の破損も多く出た模様。

2019年6月6日(木)
平和島へアルバイト。
仕事の終わり際に他の部署へちょっとだけヘルプに向かう。
しばらくしてその部署内の人間同士で喧嘩が始まる。
上役にあたるアルバイトが下のアルバイトに注意していて、端から見てて「ネチネチしてるな…」と思っていたら、言われていたアルバイトがキレて喧嘩に発展。「ヤンのかコラ!」的なというかまさにその通りな怒号飛び交う、若いなぁという場面。
そういえば私が働く部署も揉め事はあるが、もっとサッパリしてるなと。
帰りに少しだけコンビニ呑み。

2019年6月7日(金)
平和島へアルバイト。
仕事は何事もなく終わったが、帰りの電車で女性同士の揉め事。というか一人の女性が一方的に別の女性に対して怒鳴り散らしていた感じでした。詳細はよくわからず。
この週はぐずつく天気が多かったが、すれすれ雨を回避できていて、この日も帰宅時には止んでいました。
妻は今晩中に準備して、明日から1泊2日の韓国旅行。韓国のサポーターさん達に招待されたんだそうです。
私はお留守番。

2019年6月8日(土)
早朝に妻は韓国へ。
私は自宅でレイアウト仕事。とはいえまだ本格的に材料は入って来ていないので、半休みたいな感じ。
妻が出かけたタイミングて起床して、録画していた映画「いぬやしき」を観る。いまいちでした。CGを使ったVFXは凄いなと言うか、邦画もここまで出来るようになったかと思うような迫力ですが、ストーリーの流れや設定の齟齬が気になってしまい、のめり込めず。ネット等の口コミはおおむね評判が良い様子。
続けてやはり録画していた映画「ミッション:インポッシブル/ローグ・ネイション」を観る。何も考えずに楽しく観れる。でも何度も観るかと言われると、そうでもないかも。
午後にササさっと、入って来ている分だけの仕事を済ませる。

凄い2本立てとアクション

2019年5月28日(火)
この日からしばらく自宅で雑誌のレイアウト仕事。
昼間に録画しておいた「わたしは、ダニエル・ブレイク」を観る。
意義深い映画だし、観ておくべき映画だったとは思うけれども、個人的にはあまりしっくりとは来ない。
そういえばよく並べて語られる是枝裕和監督の「万引き家族」も大好きな映画ですが、やはりどこかしっくりと来ないところがあります。
夕食は妻の友達が大量に送ってくれたタケノコを使った回鍋肉風の丼。美味しい。

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2019年5月29日(水)
引き続き自宅で雑誌のレイアウト仕事。
夕食後に消してもいい映画を吟味してたら録画してほったらかしてた「サタデー・ナイト・フィーバー」が目にとまり、観てしまう。「チャラチャラしてるやつ」と思い敬遠してきましたが、前々から「実は傑作」との噂を聞いていたので、一応録画しておいたのでした。今観るとなかなか良い。続けて思わず「マッドマックス 怒りのデス・ロード」も観てしまう。最初に観た時はピンとこなくて、なんとも思わなかった映画なのだが、今回観たらすごく面白く感じる。しかし凄い2本立てで夜が更けました。
本業に集中している時は妙に興奮状態にあるのか、または肉体を酷使しないせいか、夜更かしになってしまう。

2019年5月30日(木)
引き続き自宅で雑誌のレイアウト仕事。
妻からの提案で外食する事に。八幡山で広島焼き。
例によってお腹いっぱい。写真はシーザーサラダしか撮っていませんでした。
しかしこのお店はシーザーサラダがとても美味しくて、いつも頼んでしまうのだ。
たぶんパンとベーコン、それから上にトッピングされた目玉焼きを鉄板で焼いているからだと思います。

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2019年5月31日(金)
引き続き自宅で雑誌のレイアウト仕事。
この日で仕事を終わらせて土曜日は久々にどこかに遊びに行きましょう等と妻と企んでいたが、終わらず。

2019年6月1日(土)
引き続き自宅で雑誌のレイアウト仕事。遊びに行くのは断念。
深夜になんとか全ての作業を終える。

2019年6月2日(日)
妻は休日出勤。私は作業後の残りの入稿作業やら、以前のイラスト仕事の色校正戻しなど雑事色々。
夜はポークソテー(バター醤油味)。

2019年6月3日(月)
平和島へアルバイト。
天気予報を見ずに出かけて、朝は小雨がぱらついていたりして、傘をもたずに失敗したかなと思っていたが、雨に降られる事もなくなんとかなる。月曜日はいつも人手不足なのだが、こちらもまあまあなんとかなる。
とはいえ、一週間ぶりの肉体労働はちょっとキツい。
帰りがけに同僚とコンビニ呑み。

2019年6月4日(火)
宮崎あおいさんが体にピッタリしたセクシーな戦闘服に、すごいカッコイイ型の武器を持って敵と戦っている。宮崎あおいさんがガッシャーンっと武器のジョイントを動かすと、ものすごいスパークと光線が放たれる。今まさにそのレーザー光線で敵を倒さんとするその時に、場面はスローモーションになり、宮崎あおいさんと敵とスパークするレーザー光線と飛び散り乱舞する様々なメカ群、というところで目が覚めました。
平和島へアルバイト。
向かう電車の中で、なんであんな夢を見たのかなと考える。
あまりストーリー展開はなかったと思いますが、地平線がせり上がっていて向こう側の風景が見えていたりしたので、スペースコロニーのような世界観だったかと思います。
最近「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を観返したりとか、映画「いぬやしき」を録画していて、まだ観ていないなぁとか思ってたからかしらん。でもまあ、そんなSF映画があったらちょっと観てみたいなぁとは思います。
仕事はまあ普通に終わる。ちょっと揉め事があったりしたようですが、私は関係なし。
ネットニュースでぐるなびのオウンドメディア「みんなのごはん」が6月27日をもって更新停止することを知る。
以前、「メシ通」というオウンドメディアで記事を作っていた事があって、「みんなのごはん」は一応ライバルメディアだという事になっていたので、あれまあという感じです。
晩ご飯は手巻き寿司。
ごはんを食べながら、妻にその話をしたら、「あ〜、最近ぐるなびって見る事少なくなったしね〜」とのことでした。

意外な暑さとダメージ

2019年5月18日(土)
自宅にて雑誌のレイアウト仕事。夕方に完成させて、全て送信完了。
その後、サラダパンのスケッチを完成させる。
妻の帰りが遅くなるそうなので、コンビニで弁当や酎ハイ等を買って食べる。
あまちゃん」の続きを観る。

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2019年5月19日(日)
平和島にバイトへ。
朝礼でチームリーダーの大将から「これから暑くなるので、仕事に来る時はちゃんとお風呂に入って、清潔にするように。先日、あるメンバーの体臭が「ひどい」と一悶着あったので、皆さんも気をつけてください。男ばかりの職場だからといって、臭ってもいいだろうなどといい加減なことはしないように」とのお達し。
あれま、足臭イケメン君のことで何かあったのかしらん。
この日の午後は、ピックアップする商品のリストがシステム障害で、なかなか出て来ない。仕事にならず、待ち時間に延々と倉庫内の掃除等。忙しすぎるのも辛いが、何もする事がないのもやはり苦痛。
時間が過ぎるのがとても遅い。
3時半過ぎにやっと商品リストが出る。4時に作業開始。商品数は100t越え。夜22時まで残業となる。
さくっと残業したメンバー数人でコンビニ呑みして、帰宅したのが23時半過ぎ。
お風呂に入って食事を始めたのが12時頃。1時過ぎに就寝。

2019年5月20日(月)
平和島にバイトへ。
前日のダメージで体が思うように動かない。残業したメンバー達とヘラヘラ笑いながら「ツライ」と言い合う。
まあ、こういう時は笑っちゃうしかないです。
この日は残業なしでスムーズに終業。
同僚とサッとコンビニ呑みしてから帰る。

2019年5月21日(火)
平和島にバイトへ。
朝から凄い雨。倉庫に着く頃には足がビショビショになってしまう。
仕事を終えた頃には小雨に。軽くコンビニ呑みしたら雨が止む。

2019年5月22日(水)
平和島にバイトへ。
特に何もなし。

2019年5月23日(木)
平和島にバイトへ。
この日も特に何もなし。
軽くコンビニ呑みしてから帰る。

2019年5月24日(金)
久々に自宅での仕事もない休日。
昼に録画していた「ジョン・ウィック チャプター2」を観る。
悪くないんだけど、さすがにこのあたりのアクション映画は食傷気味かしらん。雰囲気はあるんだけど。
夕方、妻と待ち合わせして明大前の焼肉店で食事。
悪くはないんだけど、良くもないといったところで早めに切り上げる。
明大前は私が若かった頃はもっと賑わっていた印象があるが、今はイマイチ盛り上がりに欠ける様子。
以前は学生街として、もっとゴチャゴチャしつつカルチャーっぽい感じもチラホラあった気がするのだけど。
芦花公園に戻って37.2℃(ナナドニブ)へ。軽くのつもりがワインを色々飲んでしまう。

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2019年5月25日(土)
平和島にバイトへ。
特に何もなし。

2019年5月26日(日)
平和島にバイトへ。
45分だけ残業。

2019年5月27日(月)
平和島にバイトへ。
30分だけ残業。
この3日間は5月だというのに真夏のように暑い日が続き、倉庫作業はかなりしんどかった。

バイト始めとサラダパン

2019年5月11日(土)
平和島にバイト。ほぼ一ヶ月ぶり。
皆さんお変わりなく。韓国のお土産を渡す。
久々の肉体労働なので、さすがに体がなまっていたぜ、という感じ。
帰りがけに皆でコンビニ飲み。

2019年5月12日(日)
平和島にバイト。
日曜日はちょっとだけ作業量が多い。
帰宅してから、少し空いた時間に何かスケッチをする事に。
とりあえず、韓国旅行で美味しかったサラダパンをスケッチ。途中まで。

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2019年5月13日(月)
平和島にバイト。
帰りがけに軽くコンビニ飲み。
帰宅してから、サラダパンのスケッチの続き。
仕事関係のことで編集者さんとあれこれメール。

2019年5月14日(火)
平和島にバイト。
この日も帰りがけに軽くコンビニ飲み。
帰宅してから、サラダパンのスケッチの続き。
イラスト仕事の文字校正で1カ所だけ直し。完成させて送信準備だけ済ませておく。

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2019年5月15日(水)
早朝にイラスト仕事の完成データ送信。
平和島にバイト。
週末にロッカーの一斉清掃をするので、ロッカーに入れっぱなしの私物は持ち帰っておくようにとのお達しが社員さんからある。週末は本業のほうで忙しく、バイトに来られない予定なので、私物を段ボールにまとめて、社員さんに頼んで事務所の隅に置いておいてもらうことに。
この日も帰りがけに軽くコンビニ飲み。
最近よく来る新人のバイト君の足がかなり臭いという話題に。
「あれは我慢ならないし、なんとかしてもらいたいので注意する」
と同僚が息巻いていた。そーですか、あなたもそのように思っていましたか、でも
私は「いやいや、彼は若いしルックスも中性的で、かなりのイケメンです。
あれで足臭くなくなったら、普通に女の子にモテちゃうでしょ。
それは悔しいから、何も言わずにしめしめ、いいきみ、とほくそ笑んでいればいいのだ」
と性格の悪い意見を言う。
帰宅してから、サラダパンのスケッチの続き。

2019年5月16日(木)
自宅にて雑誌のレイアウト仕事。この日から3日間ほどで仕上げる予定。
ボチボチと仕事にかかる。
夕方、サラダパンのスケッチの続き。
夜、妻がベランダで月が凄くて写真に撮るとスパークする、と言うので私も撮ってみる。
が、私が撮ってもスパークしない。
月の下にぼんやり写っている星は何だろうな?と思う。

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2019年5月17日(金)
自宅にて雑誌のレイアウト仕事。
夕方、サラダパンのスケッチの続き。
この夜、妻は追っかけている韓流スターが来日していて、ファンミーティングに参加するため、お友達とお泊まり。
夜は録画していた映画を観るが、あまり面白くなくてモヤモヤする。
なので全話録画してディスクに保存していた「あまちゃん」を最初から観始める。
実は総集編とかをかいつまんで観ただけで、全編を通しで観たことは今までなかったのだ。
ケーブルテレビで再放送しているのをいつも録り逃していて、こないだやっと全編録画出来たのでした。そしたら間を置かずに瀧さん事件が発生したので、間一髪セーフ。
そしてやっぱり「あまちゃん」はとても面白い。
ちなみに「松ヶ根乱射事件」をまた観たいとずっと思っていたのですが、あれはアウト。DVDを買うしかないだろうなという感じですが、ほんとはブルーレイのが欲しいのでした。

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帰国後にこつこつ

2019年5月2日(木)
イラスト仕事の続きを始める。お寿司。
旅の疲れか、ボケているのか、なかなか捗らない。
テレビをつけると令和の話題一色で、改元されたんだなぁと実感。
いよいよ上手く絵が描けないのだが、下手なのだけどエロい、つまり美味しそうに描け始める。
下手とエロいと美味そうは紙一重だなと思う。
夕飯は韓国の薬令市場で買って来たたらの芽を妻が天ぷらとそれから韓国風に刺身を作ってくれる。

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韓国のたらの芽は天ぷらにしてどうかと心配だったが、とても美味しい。
たらの芽の刺身は塩茹でして特製のソース(コチュジャンと酢を混ぜたもの)をかけたもの。こちらも美味しい。

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その他は買って来たケンタッキーフライドチキンなどをつまむ。

そして後からやはり薬令市場で購入した栗を使った栗ごはん。やっぱり美味い。

f:id:goodrock:20190511203115j:plain2019年5月3日(金)
イラスト仕事の続き。お寿司。
この日もたらの芽の天ぷらと刺身。それからサイコロステーキ。それと栗ごはん。

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2019年5月4日(土)
イラスト仕事の続き。お寿司。
午後に突然の雷雨。
夕方に軽く狸うどんを食べる。
夜にやっとお寿司の絵が完成。
途中「絵を描くのが怖い病」が始まってしまって難儀する。
まだ残りの絵は結構あるが、とりあえず主役の食品は描き終えたので、現時点でまとめてスキャン。
夜食を食べて、明け方就寝。

2019年5月5日(日)
ゴールデンウイーク前に入って来ていた雑誌のレイアウト仕事をサクッと仕上げる。
午後にスキャンしたイラスト画像を綺麗に整え、イラストページに配置しレイアウト。
イラスト仕事再開。小物中心。深夜まで。

2019年5月6日(月)
イラスト仕事の続き。小物色々。やはり深夜まで。

2019年5月7日(火)
イラスト仕事の続き。小物色々。なかなか進捗せず。精神的に参ってくる。
「imai/Fly feat.79,中村佳穂」という歌のPVを発見。おもちのダンスにずいぶん助けられる。
深夜まで作業。

2019年5月8日(水)
イラスト仕事の続き。小物色々。やっと光が見えてくる。
栓が抜けたみたいに捗りだす。
深夜まで作業。

2019年5月9日(木)
イラスト仕事の続き。夜に全てのカットが完成。

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深夜にイラストのスキャンとキリヌキ作業。

2019年5月10日(金)
イラスト仕事の続き。終日イラストのキリヌキ作業とレイアウト。
夕方に全て完成。難産でした。
上北沢の中華料理店で外食。食べ過ぎてしまう。

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ソウルあちこち 最終日

2019年5月1日(水)
朝8時に起きてコウゾ市場に朝食を食べに行く。
妻がお目当てにしていたお店は、私が一人でコングクスを食べたお店と同じでした。最初どこかわからなくて、iPhoneの写真を調べたら去年の冬に訪れたお店と同じだったので、かれこれ3回目。

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去年の冬に撮ったおばちゃんの写真

妻はビビンバを注文し私はカルグクスと水団のミックス。それに2人でマンドゥ(韓国式餃子)をつまむ。
なんだかんだと朝食はこの屋台がいちばん美味しい。

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ホテルを早めにチェックアウトしてソウル駅へ。
帰りは大韓航空なので事前チェックインを済ませて、スーツケースを預けてしまう。こうすると仁川空港までスーツケースを運んでくれて、受取は成田でOKとなります。
薬令市場に移動して最後の買い出し。たらの芽と栗を購入してからパン屋さんで念願のサラダパンを購入。

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次に淑大入口(スッテイック)駅に移動して、昨日食べ逃したサムギョプサルを食べに焼肉屋さんへ。ソウル最後の日なのでやはりおなじみの店に。やはりおなじみの味。そしてやはりドラマのロケでよく使われるお店。

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なにか妻に騙されている気がしないでもないですが、まあいいです。ドラマの設定でだされたオムライスがそのまま定番メニューになっていて、ちょっと美味しい。

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店内は意外に賑わっていて、若者達の合コンらしき団体もいます。日本より行儀が良いです。
3時過ぎの特急列車でソウルから仁川空港へ。改めて車窓から外を眺めていると、ソウルは高層階のマンションばかりで、戸建の住宅はほとんど見かけないなぁと思う。
仁川空港に到着。どのカフェも混雑していて、やっと席を見つけて座る。ワッフルのお店でした。韓国のスイーツはどれを食べても甘さ控えめで美味い。

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18時過ぎの飛行機で成田へ。最後のほうは、しみじみとしてしまい結構写真を撮り忘れていました。

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夜12時をまわった頃に無事自宅に到着。
大事にとっておいたサラダパンを食べる、が野菜の水分でグチャグチャでした。前に食べた時は、かなり時間を置いても大丈夫だったのに残念です。妻曰く「グチャッとしてない所を食べるかぎり、これは大学川通りで買ったやつのほうが美味しい」との事。
まあ不利な判定もかわいそうなので、次回また食べ比べだなと誓う。

ソウルあちこち 4日目

2019年4月30日(火)
夜0時過ぎに起きて東大門の南平和市場(N.P.H)に再挑戦。この日は開店しています。妻のバックと私の仕事用のバックを購入予定。
地下1階のフロアーから順繰りに商品をチェックしていきます。深夜なのに以前来た時よりもお客さんが増えた様子。混雑とまではいきませんが、通路は人が一人通るのがやっとの狭さなので、わりと難儀。
韓国の最近の流行は合成皮革のバックにビニールの透明フィルムを同じ形にもう一度カバーしたもののようで、色々な種類が目を惹く場所に置いてあります。
B1と1Fを一通りチェックして、妻はバックを3点、私は2点購入。1つの商品がだいたい28000ウォンから35000ウォンで、高くて45000ウォンといったところ。卸売市場なので小売りはしてくれない店もありました。
ホテルに戻り仮眠して、というか買い物がサクサク進んだので、改めて寝直す。
といっても朝8時過ぎには起きて朝食を食べに市庁(シチョン)駅へ。
干しタラのスープの定食屋さんへ。このエリアでは人気店らしく、ちょっとだけ行列に並んで席に着く。
優しくてうすめの味付けで、アミの塩辛を入れて味を調節するそう。韓国の人は二日酔いの時に好んで食べるそう。これは沁みる。ネギとアミをごま油に漬けたふりかけがごはんに合う。おかわりしてしまう。

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日本人の観光客も多く、食べ方を聞かれた妻が説明したり。お店の人にちょっと感謝されたり。
食後に歩いてソウル市立美術館に移動。

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ここで開催中のデイヴィッド・ホックニー展を観るのが今日の目的。一昨日、地下鉄で乗り換え中に偶然看板を見かけ、ぜひ観ようということに。大好きで、一番影響を受けている画家なのに展覧会を観るのは初めてなのでした。

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今回は初期の作品からニューヨーク時代の版画、アクリルを使った水しぶきや肖像画の一連のシリーズや、ごく最近のキャンバスを大量に繋いだ巨大作品など。回顧展とまでは言えないけれど、有名どころがコンパクトに、といってもかなりのボリュームで(彼は多作なのだ)展示されています。ただ重要なポラロイドのフォトコラージュシリーズが皆無だったのが非常に残念なところ。小さめだろうと思っていた絵がかなり大きく、大きいだろうと思っていた絵が小さかったりしました。
素描の天才でありながら、非常にロジカルであり、そして拡張された視点をもつ。改めて圧倒される。
図録は発色がイマイチだったので購入せず。ちなみに持っている画集「ホックニー画集 ひとつの回顧」(リブロポート刊)は、あんがい色の再現性が良かったんだなと確認。
ソウル市立美術館はなかなかオシャレで居心地の良い空間。

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出たところに面白い彫刻がありました。

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オフィス街のランチ時なので、ホワイトカラーな人々がわらわらと出てきています。ちょっと混雑を避けるため、しばしカフェでコーヒータイム。

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お昼はさっき干しタラのスープを食べた店の隣にあったスンデ屋さん。
ランチメニューのスンデのスープをいただく。まあまあ美味しい。オフィス街なので、昼からお酒はやめておく。
お土産等をまとめ買いするためにemartを目指して往十里(ワンシムニ)駅へ。
確かに大きなスーパーなのだがお目当てのものがことごとく無く、諦めてソウル駅のロッテマートで買うことに。
それはそれとして店員さんが商品コーナーをハンドフォークで移動しているのを見てたまげる。
妻が「時間が掛かるし一人で買いに行く」とのことで、私は一旦ホテルに戻る。
とはいえヒマなのでやはり一人でグルグル散歩。
小学校の図書館にこんな小説があったのを覚えています。
夕方、ふと街角を曲がるとまるで知らない場所に出てしまう。歩いても歩いても全く知らない町。街行く人に話しかけても言葉が通じない。よく見ると看板の文字も似ているが微妙に違っていて、読もうとしても読めない。そんな不思議な街に迷い込んでしまう話。子供の頃にそんな街に行ってみたいなと憧れていました。panpanyaさんの漫画の中のような世界。
コウゾ市場では大根やたらの芽、ガンギエイやイカが売っている。ガンギエイは韓国版くさやみたいなもので、かなり臭い珍味だそうです。

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ロイヒを売っているのを発見。あらまあロイヒでライヒ。後で妻に聞くと日本の湿布とかは韓国で人気なんだそう。

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コウゾ市場の天井には大量の万国旗が掲げられていて、3年前に訪れたときは日本の旗だけは除外されていた。ちょっとさみしいが仕方ないかなと思っていたけれど、今回みると日本の旗も普通に各国の旗の間にまじって掲げられていました。

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ホテルに戻ってしばらくして妻も買い物から帰ってくる。
晩ご飯は鍾路3街(チョンノサムガ)の焼肉通りでサムギョプサル(豚の3枚肉)。
隣駅なのでのんびり歩いて行く。と、どこも満員で入れません。私たちも待っているのも「ダメダメ」と拒否されたが、韓国人の娘さん達や若者の群れがネバってても「ダメダメ」と拒否されてたので、これはムリだと諦める。

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仕方ないので地下鉄で鍾路5街に戻って、コウゾ市場の屋台にするか、韓国のウナギ屋さんに挑戦するか。
とりあえず様子見にとタッカンマリ通りの並びに、店頭の水槽でウナギやドジョウ、ナマズなどヌルヌルしたのが泳いでいる店があったので、そこに入ってみる。
今日は一日、干しタラのスープやスンデのスープと、新しいメニューが続いたのでちょっと心配。
二人前を注文すると普通な見ためのウナギの蒲焼きが登場。それにパンチャン(おかず)色々。キムチ、ウリの和え物、ショウガ、紅ショウガ、黒ゴマ、ニンニク、ラッキョウエゴマの葉、サンチュ等。つけダレに味噌、醤油にショウガの千切りとワサビが入ったの。

かなり食べ方が謎。

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とりあえずひと口ウナギを味見すると、醤油にコチュジャンとか色々入っていて、日本の味付けとは違うが、悪くない味。

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やはり韓国式にウナギをエゴマの葉とキムチその他と一緒に巻いて食べてみると、これが美味しい。ウナギ本来の甘さとクリーミーさが引き立つのだ。私はエゴマの葉にキムチ、ニンニク一切れ、ワサビ醤油少々といった組み合わせが気に入りました。
で、「ラッキョウはどうなのよ」とエゴマの葉にウナギとラッキョウを試してみたら、これも衝撃的に美味い。さらに味がクリーミーになります。私は普段ラッキョウは苦手なのですが、唯一コレはいけます。
日本でコレをやったらぶん殴られるような、冒涜的な食べ方ですが、これは新しい発見。韓国でないと出来ない食べ方。
ソジュとビールでバクダンを作って、クイクイいってしまいました。
値段は失念しましたが、まあウナギだしそれなりの値段。が、日本で食べるよりは安いといったところ。
ちなみに、他の海鮮屋台で見かけたウナギはもつ焼き風に各自で焼いていたので、色々な食べ方がありそうです。
ホテルに戻って後は寝るだけ、と思ったら妻が「韓国のロッテリアって味が違うんだよね」と悪魔のささやき。
結局、買いに行ってしまいましたとさ。

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ホテルに落ち着くと、今日の買い出しで妻が「ガンギエイも買って来たよ」とさらにささやく。

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キムチと一緒に食べると、それほど臭くないとのことなので、キムチを巻いていただいてみる。
確かにそれほど臭くないが、くさやと同じようなコクが口の中に残ります。コリコリと軟骨を楽しむような感じでした。